編み図をおすそわけ、共有の話
編み図ができあがったら、友だちに見せたくなったり、販売してみたくなったりしますよね。
StitchPress には、そのための方法がいくつか用意されています。
- 画像として書き出す
- 閲覧専用のリンクで共有する
- StitchPress のアカウントを通して、特定の人と共有する
ほかにも、開発中のものやロードマップに載っているものがあります。
- 編み図の一部をパターンエディターに取り込む:文章の編み方説明と並べて使えるようにする機能です(開発中。この機能自体はもう動いていますが、パターンエディターのほかの部分がまだ準備中です)。
- ベクター形式で書き出す:Adobe Illustrator に読み込んで、最後の仕上げをしたい方向けです。こちらはもう少し先の予定。とはいえ、そもそもこの機能が要らなくなるくらい、StitchPress だけで何でもできるようにしたいと思っています。
- オフラインで使えるように書き出す:現在テスト中です。オフライン版のアプリ自体はできあがっていて、いまは一部のユーザーさんだけに先行して公開しています。そこで磨きをかけてから、みなさんにお届けする予定です。
それでは、いま使える機能を順番に見ていきましょう。
画像として書き出す
共有まわりの機能は、どれもエディター上部のツールバーの右端にまとまっています。画像の書き出しボタンは、そのうち左側のボタンです。

クリックすると範囲選択モードに切り替わり、キャンバス全体がオーバーレイで覆われます。書き出したい部分をドラッグで囲み、手を離すと、書き出しオプションの小さなパネルが開きます。

プレアルファ版からアルファ版、ベータ版までのテスト期間中は、書き出した画像の右下にかならず透かしが入ります。いまのところオフにはできませんが、正式リリース後は、自分好みにカスタマイズできる透かしに置き換わる予定です。

閲覧専用リンクで共有する
StitchPress の編み図には、画像だけでは伝えきれない情報がたくさん詰まっていて、画像として書き出すと、その多くが抜け落ちてしまいます。そこで出番となるのが閲覧専用リンクです。受け取る側は StitchPress のアカウントがなくても大丈夫。リンクさえあれば誰でも、ブラウザで編み図を開いて見ることができます。
共有ボタンも上部のツールバーにあり、書き出しボタンのすぐ右隣です。

クリックすると、共有設定の小さなダイアログが開きます。

リンクで共有するには、リンクを作成をクリックするだけ。リンクが表示され、その横にリンクをコピーボタンが現れます。

共有したあとでも、リンクはいつでもオフにできます。思っていた以上に広まってしまったかも、と感じたら、リンクを再発行しましょう。新しい URL に切り替わり、古いリンクは使えなくなります。ただし、再発行しても公開リンクであることに変わりはなく、リンクを持っている人なら誰でも編み図を開けます。見られる人をきちんと限定したいときは、次に紹介する「特定の人との共有」がおすすめです。
リンクを SNS の投稿や DM に貼りつけると、編み図のプレビューが表示されるので、開く前からどんな編み図なのかがひと目でわかります。こんなふうに。
editor.stitchpress.kinnet.studio
Granny Square
Crochet diagram shared with StitchPress
特定の人と共有する
共有ダイアログに、メールアドレスを入力する欄がもうひとつあることに気づいたでしょうか。共有したい相手のメールアドレスを入力して招待をクリックすれば完了です。Google ドキュメントやスプレッドシートの共有とよく似たしくみですが、ひとつ違うのは、いまのところ招待メールが届かないこと。相手には自分で知らせてあげてください。相手がそのメールアドレスでサインインすると、編み図が自分と共有の一覧に表示されます。まだ StitchPress のアカウントを持っていない人も、そのメールアドレスで登録すれば、すぐに見られるようになります。ただし、テスト期間中は新規登録がウェイトリスト制なので、まずウェイトリストに登録して、利用できるようになるのを待ってもらう必要があります。招待していない人は、たとえ編み図のアドレスを知っていても開けません。(ただし、閲覧専用リンクを作成している場合は、そのリンクを持っている人なら誰でも見られます。編み図を非公開にしておきたいときは、リンクをオフにしておきましょう。)
作品を共有する方法は、ほかにも準備を進めています。続報をお楽しみに!
あなたの編み図は、あなたのもの
編み図の保存と扱いについて、私たちはひとつの原則を大切にしています。それは、編み図はあなたのもの、あなただけのもの、ということ。利用規約にもはっきりそう書いてありますし、StitchPress で作ったものを商用で使うことを妨げる決まりもありません。私たちがみなさんの編み図をのぞき見したり、AI の学習に使ったり、誰かに売ったりすることはありません。サーバーが編み図を扱うのは、みなさんが使う機能を動かすためだけ。保存と同期、共有とリンクのプレビュー、そして自分で接続した場合の AI アシスタントです。さらに、編み図の中身はデータベースの中で暗号化されていて、鍵は別に保管しています。そのため、万が一データベースが流出しても、それだけでは外からは意味をなさない文字の羅列にしか見えません。ただし、エンドツーエンド暗号化ではありません。同期や共有のためにサーバー側で編み図を復号していますし、タイトルとプレビュー画像は暗号化されていません。私たちは、みなさんのプライバシーと知的財産を大切にしています。
今回はここまで! 次回はレスポンシブデザインのお話です。スマートフォンでも、タブレットでも、パソコンでも、誰ひとり取り残さないように、StitchPress がどうやってできるだけ多くのデバイスに対応しようとしているのかをご紹介します。
それでは、また次回!
StitchPress は現在プレアルファ版です。いっしょに使い心地を作り上げてくださる、かぎ針編みの編み図デザイナーさんを募集しています。興味はあるけれど、まだ私たちから連絡が届いていないという方は、contact@kinnet.studio までメールをお寄せください。アルファ版・ベータ版のテストの様子を追いかけたい方は、ウェイトリストへどうぞ。